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サパティスタ民族解放軍の村

by shingo
<今日はこんな日>
・サパティスタの村アバンティック
・2時間ほど壁画を眺める
・サンクリを出る
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

サパティスタ民族解放軍の村、アバンティックを訪ねてきました。
目的は、村の家々に描かれた壁画を見に行くこと。
それ以外に、特に深い意味はありません。


そもそも、サパティスタ民族解放軍というゲリラ組織のことを知っている日本人は多くないと思います。僕ももちろん知りませんでした。




これはサパティスタの副司令官。なんだか物騒な出で立ちですね。
目出し帽姿はサパティスタのトレードマークとなっていて、
村に行くと、みんな覆面をかぶっていると聞きました。


でも、サンクリはサパティスタの拠点に近く、サパティスタ目当てで訪れる欧米人もいて、
ボランティア活動を通してサパティスタを支援する旅人の話もよく聞きます。

また、サンクリには可愛いサパティスタグッズを売る店があって、
サパティスタの貴重な資金源になっているようです。


“ゲリラ”というと何だか地下組織とか、テロといった暗くて暴力的なイメージを抱いてしまいますが、
なぜこれほどまでに、サパティスタは外国人受けがいいのか。
そもそも、サパティスタとはどのような組織か。

結成背景や活動手法について、よそから引用させてもらいました。


以下引用********************************************

1994年1月1日の北米自由貿易協定(NAFTA)の発効により、
メキシコ、カナダ、米国の3国間における貿易が自由化された。

その結果、メキシコ国内に米国から大量に安い農作物が入り込み、
メキシコ内の貧農たちは大打撃を受け貧農たちは失業し、農地を追われた。
彼・彼女らは、都市部のスラムに移るか、米国へ出稼ぎのため密入国した。

また米国やカナダの企業は安い労働力と土地を求めてメキシコに移ってきた。
米国やカナダの工場がメキシコへ大量に移転した。
これらの工場はメキシコのある地区の公害を一年で2倍に膨れ上がらせた。
また米国、カナダ、メキシコの白人・金持ちたちの一部は先住民の土地に眠る
石油やウランを掘るために、ギャングを雇って先住民の強制排除計画を立てていた。

メキシコの先住民や貧乏人たちをさらに窮地に追い込むNAFTAが発効された日、
サパティスタ民族解放軍・チアパス州の先住民たちは自分たちの生活を守るために
武装蜂起した。


サパティスタが世界から注目されることになった大きな理由。

それは武装解除して対話路線に転向し、ラジオやインターネットの活用して、
マスコミを介さずに世界中に向けて自分たちの直の声を発信していること。

それから、その中で政治的な難しい言葉を使わず、
自分たちのわかりやすい言葉で世界に語り始めたこと。

また、サパティスタ運動はメキシコからの独立や、政権の転覆と政権の奪取を目的とする反政府運動ではなく、世界的な新自由主義グローバリゼーションがもたらす構造的な搾取と差別に対して闘うことを目的とした運動であること。

そんな活動が徐々に国内外からの注目を集め、支援者が増えるとともに、
メキシコ政府がサパティスタの話を聞かざるを得なくなった。

引用終り++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


まあそんなわけで、ゲリラ組織とは言っても、実はそこまで物騒でもなく、
むしろ自分たちを外(観光客も含む)の目に晒すことで、
世界的な注目を集め、支援を得ることに成功している組織なんですね。


実はこのような前提知識は、村から戻って調べたことです。

最初に書いたように、僕も覆面組織を面白がり、かわいい壁画を見に行くという
単純な目的で村を訪れたことに違いはありません。


さて、前置きがとても長くなりました。

村へはサンクリから乗合タクシーで1時間。




村の入口は門で固く閉ざされていて、やはり目出し帽の男が門番として立っていました。
その不気味な出で立ちは、わかっていても少し緊張してしまいます。




この入口で別の覆面男から、職業、訪問目的、滞在時間などを質問され、
少し待たされた後、入村許可がでました。

ただし、村人の写真は絶対に撮らないことを強く念押しされました。


200mほどの太い道の両側に家やオフィス、集会所に病院、
学校がぽつぽつと立つだけの本当に小さな集落。




道に面した建物のほぼ全てに絵が描かれていました。








 


学校にも全面的に描かれています。




そして全部の教室にも。




誰が描いたのかはわからないけれど、壁画文化の強いメキシコらしい、
インパクトある壁画が多い。









これは日本人が描いたものでしょう。



幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだよ

僕も好きな言葉です。






トウモロコシには特別な想いがあるようだ


村人全員が目出し帽かと思いきや全然そうではなく、
私たち外国人や観光客と接する人だけが、その時だけ被っている感じ。

村を散策中に出会った人も、全く殺伐した様子はなく、
挨拶をしたら笑顔で返してくれるし、当たり前だけどみんな普通の人々。




圧巻だったのが村に入ってすぐ目に飛び込んできたこの建物。




実はこれ病院
救急車も隣に停まっています。


やはりゲバラの影響は強いのか



覆面姿のマリアさま



まるで病院には見えないインパクト


まるで青空美術館のような村。

すべての壁画、ひとつひとつに強いメッセージが込められていて、
村人は毎日これらのメッセージを心に留めながら生活しているのですね。

その団結力もきっと強いんだと思います。

このような強烈な壁画も、物騒な印象を与えかねない覆面も、
僕たちのような何も知らない人々に関心を持たせる上で効果的です。

実際彼らの活動がどのように実を結んでいるのか、
その実態を僕は知りません。


しかし、彼らのような「弱者」が武力という単細胞的な手段を放棄し、
より現実的かつ効果的な手段を講じて、世界中からの注目を得ていることは
お見事と言わざるをえません。


とは言っても、難しいことは全く抜きにして、この村の壁画は必見。
もちろん無料です。


「ゆっくり、でも着実に進んでいく」



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