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パレスチナの巨大分離壁

by shingo
<今日はこんな日>
・ベツレヘム 生誕教会&分離壁
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

パレスチナ自治区。

そんな、日本でもよく耳にするこのエリアには、以外にも簡単に行くことができました。

ベツレヘムはエルサレムから直通バスで40分、イエス・キリストが生まれたとされる生誕教会があるため、エルサレムに来た観光客の多くが合わせて訪れる人気観光スポットです。

でも僕たちが訪れた目的はむしろ、イスラエルとパレスチナ自治区とを分断する分離壁を見に行くことでした。





さて、壁の内側(パレスチナ側)は、まるでキャンバス。
各国の言葉でメッセージが添えられた大きな絵が所狭しと描かれています。




壁の外側(イスラエル側)には何の落書きもなく、かえって不気味。
まるで大勢の妖怪ぬりかべの大行列のようです。




イスラエル政府がパレスチナ人過激派勢力による自爆テロ防止という名目で2002年より建設を開始したこの分離壁。
すでに全長は400kmに達し、さらに300kmを建設する予定だとか。
高さ7,8メートルはあるかというこの壁、それはまるで刑務所の塀。




壁の上には有刺鉄線が張り巡らされ、監視カメラや監視塔も設置されています。
壁の“向こう側”へ抜けるためには検問所で厳しいセキュリティチェックを受けなければならず、そこらの入国審査と変わりません。



しかも、自治区との境界線に沿って壁を建設するのではなく、イスラエルは自治区内を分断するように、壁を次々と立てていったんですね。

すると、そこで暮らしていたパレスチナ人の生活は急変、めちゃくちゃ。

自分の土地のど真ん中を壁で分断されてしまった人、オリーブ農園を分断され収穫の激減を余儀なくされた人、学校が壁の向かう側になってしまった人、昨日までの隣人が壁の向こうになり簡単に会えなくなった人・・・。

パレスチナ人の生活そのものの破壊、これこそがイスラエルによる壁建設の真の目的だとも言われています。

この動きは国連決議でも非難されていますが、変化の兆しはないようです。

なぜイスラエルはこんなことをするのでしょう。
それほど、パレスチナ人のこれまでの行いを憎んでいるということでしょうか。

ヒズボラやハマスといったイスラエルに好戦的な組織が、テロを通して幾つもの悲劇を生んだことは間違いありません。
しかし、壁の建設によってパレスチナ人の心に新たな憎悪の種を植えつける必要があるのでしょうか。

どちらが悪い、どちらが良い、どうするべきだなんて簡単に言及できないのですが、ユダヤ人の重い歴史がこの行動に作用していることは確かなのだと思います。


なるほど"MADE IN USA" の 壁 だそうです。


ちなみに、某有名ガイドブック「地○の歩き方」はこの巨大建造物の存在に全く触れず、地図にも載せていません。
エルサレムで会った多くの旅人が、ベツレヘムに行ったのに壁に辿り着けなかったとボヤいていました。

何の圧力もかかってないなら、直ちに載せるべきだと思うのですが。




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コメント
私はイスラエルがパレスチナ問題を抱えているので、どうしても好きになれませんでした。パレスチナの人にどうしても同情的になってしまうので、なんだか行くこともしないで通り過ぎてしまいました。
嘆きの壁もそうだけど、パレスチナとイスラエルを分離した壁は見るべきだったなぁ。
写真が参考になりました。

そうそう、1月30日にブエノスアイレスインのチケット買いました。4月27日にグアテマラシティアウトです。
どこかで会えたらいいね!!
  • 2009/11/09 12:30 PM
>葵ちゃん
イスラエルは短期間だったけど、見どころや感じどころが多くて、頭も心もずっしり重くなりました。もっと彼らのことを知りたくなったな。

南米決まったんだね!また二人の前にひょっこり顔出すわ!
  • しんご
  • 2009/11/10 9:36 AM
ベルリンの壁崩壊20周年になったのに・・・・。

静かな抗議の落書きは悲しさと哀しさで美しくみえる。
これを感じる気持ちの中に解決の小さな小さな糸口があるような気がします。
>budouyaichan
このような場所が実際にある、ということを知ることがまず大切なんだと思います。
平和とは何だろうと考えさせられます。
なんちゃら賞をもらったオバマさんにはその答えの一端でも示してもらいたいですね。
  • しんご
  • 2009/11/15 5:23 PM
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