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幸せな死に方とは

by miyuki
<今日はこんな日>
・パシュパティナートのガート見物。
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ヒンドゥー教は輪廻転生を信じ、お墓を作らない宗教だ。
インドのガンジス川は聖なる川と呼ばれ、ガートで沐浴したり、洗濯をする人もいれば、火葬場で遺体を火葬して遺灰を川に流したりもする。火葬するお金がない人は、遺体をそのままガンジス川へと流すのだ。すべてを受け入れてこそのガンジス川なのだ。これは有名な話ですね。

インドのヒンドゥー教徒が一生に一度、ガンジス川を巡礼に訪れることが喜びとされているように、ネパールのヒンドゥー教徒も、パシュパティナートに訪れることが喜びとされている。

パシュパティナートの中にも火葬場があって、ひととおりの儀式を私たちのような観光客も見ることができるようになっている。まったく知らない人に見られながら火葬をしたり、観光客のカメラでパシャパシャ撮られるなんて日本とは大違いだ。



橋を隔てて上流側に2ヶ所、下流側に2ヶ所火葬場があり、上流側の方が上層カーストの人の火葬場だそうだ。私たちはある家族の弔いの儀式の一部始終を見させてもらった。

遺体は70歳くらいの痩せたおじいちゃんだった。
担架で運ばれてきた遺体は、黄色い布に包まれていて、担架から下ろして足元を川に浸していた。
何度か遺体を包む布を替えながら、弔いの儀式が行われる。



遺体のすぐ横では、川で手を洗ったり、うがいをしたりする人がいたり、
川に落ちた賽銭を磁石で釣ったり潜って拾う子供の姿も。



日本のように棺桶は使われず、遺族が遺体をそのまま手で抱え、木で組まれた火葬台の周りを3度周って遺体を置いていた。



最後は二人の息子が、火を手に持ってやはり遺体の周りを3周。
弟は泣いてお兄さんの腰を持つのが精一杯だったけど、お兄さんは頼もしかった。
3周して、遺体に火をつけるのは二人の息子。
二人の息子は号泣しながら、お父さんの顔のあたりに火をつけた。
この光景をじっと見ていた観光客や、ネパール人も泣いていた。
とても衝撃的だったけど、棺桶に釘を打たれて、たった一人で火葬場の中で焼かれるよりもたくさんの人に見守られて、悲しまれながら火葬される方が幸せかもしれないと思った。

遺体は3時間くらいかけて、灰になるまで焼かれた後、少し残った大きめの骨はザルに移され、遺族によってザルごと川に流された。


火葬場には、まだ息のある人も担架で運ばれくるのを目にした。ここで死を待つのだ。ネパールのヒンドゥー教徒にとってパシュパティナートで火葬されて川に流されることは、この上ない喜びに違いない。このおじいちゃんは何に生まれ変わるんだろう。


川辺でおしゃべりに花咲かせる胡散臭いサドゥ(修行僧)たち



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コメント
息のある人が担架で運ばれて死を待つ
場所がある。死について考えますね。
  • ユーシロ
  • 2009/09/10 7:58 AM
元気に旅を続けてるみたいで何よりです!!
日本では考えられない光景だけどすごいリアルな文章で楽しいっす。
死んでもないのにパシュパティナートで死を待つ老人・・幸せな死に方なんて考えたこともなかったが、、最後どーする??ちょっと考えさせられます・・
引き続き元気に旅つづけてくださいね!!
  • tomchai
  • 2009/09/10 1:14 PM
>ユーシロおじちゃん
死に方や、死そのものについての考え方が、日本とは根本的に違いますね。思想的に生と死の境い目があまりないように感じます。

>tomchaiさん
おかげさまで二人とも元気にやってます。
まるで映画のワンシーンかと思うくらい衝撃的で、見ている間も、儀式が終わってからもしばらく考えてしまいました。
彼らは死ぬことをいつも意識しているからこそ、毎日一生懸命に生きているんだと思います。
  • しんご
  • 2009/09/12 3:31 AM
火葬場で写真を撮ってはいけないはずです。
なぜなら死体の写真を撮られると成仏できないって
皆さん信じてるみたいですよ☆
できれば写真は削除してあげたほうがいいかもですね(^^)
  • 失礼しますね。
  • 2009/10/27 3:45 PM
>失礼しますねさん
パシュパティナートはガンガと違って写真撮影OKですよ。写真撮影不可のところをわざわざ隠し撮りしてブログにアップなんかしません。
きちんと確認したうえで写真を撮っています。

  • みゆき
  • 2009/10/27 11:56 PM
そうですか。
では撮られた方が成仏できますように祈るしかないですね(^^)
ご回答ありがとうございました☆
自分なら自分の死体を写されさらされるのはちょっと耐えがたいと思いました。
個人的な意見申し訳ありません。
でも少し心が痛みました。
  • 失礼しますね。
  • 2009/10/28 1:34 PM
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