順風満帆の生活を送っていた新婚夫婦が突然のドロップアウト!より良い人生を求めて2007年10月16日から世界一周旅行中!

アディオス!ペルー!

by miyuki
<今日はこんな日>
・早朝のボートでイキトスを出る
・16時半、ブラジルに入国
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約1ヶ月半滞在したペルーとも今日でおさらば。
次は3ヶ月ぶりにブラジルへ向かいます。

イキトスから国境の町サンタロサまでは、またまたハンモックに揺られての2泊3日の船旅もあるのですが、ブラジル側で乗る船のスケジュールに合わせてここはちょっと時間短縮でスピードボートに乗りました。

ハンモック船だと2泊3日のところ、これなら10時間で着いてしまうのです!
それに2食付き!そのかわり運賃は3倍(約6000円)もするのだけどー。

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朝5時なのでまだ真っ暗


乗船前にパスポートチェックと荷物検査がありました。
本当は荷物は20kgまでと制限があるけど、重さチェックはされませんでした。

40人乗りくらいの小型ボートで、トイレもちゃんとついています。
欧米人観光客が多くて、ほぼ満席で出発しました。

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ちょっと狭いけどリクライニングできます


川なのでほとんど揺れずバスなんかよりもずっと乗り心地がいい。
出発して間もなく朝食が配られました。


朝食はしょっぱいハムタマゴサンドとコーヒー


うとうとしてるとあっという間にランチタイムです。
あまりに肉の大きさが違ったのでおかしくて笑えました。
もちろん夫に大きい方をあげましたよ。

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昼食はビステクとマッシュポテトご飯にコーラ


それにしてもさすがスピードボートです。これが本当に速い!!
これまでのハンモック船の移動の遅さが笑えてきます。
ごくたまに跳ねるけど、それほど気になりません。

そしてあっという間にペルー側の国境の町サンタロサに到着です。

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警察とイミグレの場所を尋ねるしんご


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船着場から徒歩5分のイミグレ


アディオス!ペルー!!

本当に、本当に、楽しかったぞー!


と、イミグレとともにペルーへの挨拶を済ませたら、渡し船でブラジル側の国境の町タバチンガへ渡ります。

この国境はペルーブラジルコロンビアの3カ国が隣接する国境なので3カ国の通貨が使えます。

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渡し舟でブラジル・タバチンガへ


ブラジル入国手続きをする警察署は今日はもう終了。
明日船が出航する前に手続きをしよう。


夕飯を食べようと少し歩くと、バイクや車の多さに驚きました。
しかもそれはペルーと違って、みな個人所有なんですね。

イキトスも交通量は多かったけど、それはモトタクシーが多いだけで
個人でバイクで移動している人なんてとても少なかったから。

ペルーにいた時から、ジャングルに囲まれた辺境地域は、
"人々は裕福ではなく、家は茅葺き" が当たり前だと思い込んでいたけど、
それはあくまでペルーの話だということに気づきました。


ブラジルでは、周辺都市との交通が船に限られているこんな辺境でも、
道路や建物がしっかり整備されていて、スーパーの品揃えもバッチリ!

ペルーから川を10分渡るだけでここまで変わってしまうとはね。

こういう少しの変化の違いが陸路で国境を越えるおもしろさ。

そしていきなり、黄色と緑がやたらに増えて、ブラジルに来たことを実感しました。

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戻ったぞ!ブラジル!!



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蝶って深い!

by miyuki
<今日はこんな日>
・Pilpintuwasi(バタフライファーム)
・ベジャビスタでドン・セージャの唐揚げにビール
・ペルー最後の晩飯は Caldo de Gallina で締め
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毎日動物三昧で嬉しい限り。
今日はバタフライファームへ行ってみました。

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小さい施設ですが、蝶だけでなく、ジャガー、ヘビ、サル、カワウソ、カピバラ、ワニ、パパガージョ(カラフルなオウム)が飼育されていて、ガイドが案内してくれます。

またユニークな赤い顔のサルが放し飼いにされていて、
この子は近くに寄ってもイタズラしてきません。

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赤ちゃんだか年寄りだかわからない赤ら顔のサル


下の赤ちゃんザルは、ベレン市場で売られていたのを観光客が買い取って、
ここに連れて来たそうです。

だから本当は親子ではないのだけど、親子のように仲睦まじい。

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でも母乳はでないので、ミルクだけは飼育係の人があげているんだとか。
こういう保護施設の近くに、何でも売っているベレン市場があるんだもんなー。

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そしてお待ちかねの蝶コーナーへ。

様々な種類の蝶の卵、幼虫、蛹が展示されています。
幼虫の成長段階ごとの様子がよくわかり、また蝶によって蛹の形が全く異なることを知りました。



卵から孵ったばかりの幼虫


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大きく成長し、もうすぐ蛹になる幼虫


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幼虫の時はグロテスクでも、蝶になると全く異なる美しい模様になる


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まるで宝石のような蛹


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幼虫から蛹へと姿を変える様がよくわかる


蝶は卵から成虫になるまでに何ヶ月(9ヶ月くらい?)もの長い月日がかかるのに、成虫として生きられるのは1〜2週間だそうです。
美しいものの命は儚いわ。美人薄命っていいますもんね。
蝶の神秘的な一生に驚きました。

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穴が開いているように見えるけど、セロファンのように透明なのです


特に夫は、独特の幾何学模様を持つ幼虫、様々な蛹の色や形、
幼虫の姿からは想像のつかない蝶の模様と、蝶の魅力と深さの虜になった模様。

案の定、帰国してから自分で蝶を育ててみたいと言い出しました。
一体この旅で、何度その言葉を言ったことか。

犬、猫に留まらず、羊、ヤギ、猿、鳥、馬、はたまたペンギンまで。

我が家は動物や蝶で埋め尽くされてしまいそうです・・・。

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水上スラム街、ベレン・バハ

by miyuki
<今日はこんな日>
・ベレン市場をうろうろ
・水上スラム、ベレン・バハ地区を見学
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ベレン市場の裏には最大のスラム街が広がっていて15000人が暮らしています。
旅行者だけで行くと危険なので、声を掛けられたガイドを雇って見せてもらいました。

1月〜5月の雨期の間は川が増水し、家の2階床下に相当する高さにまで達します。
今は雨期が終わって水位が下がり、川底に沈んでいたゴミが散乱してすごくドブ臭いです。

この匂いを嗅ぎながらの生活は、頭がおかしくなりそうで私にはできません。


雨期には1階部分が水の中


さて、ここからボートに乗ります。




「ペルーのベネチアへようこそ」とガイドは笑いながら案内しはじめました。

家は2種類あって、高床式タイプと浮き家タイプがあります。
浮き家タイプは新しく、雨期で水位が上がっても家ごと浮くようにできています。
でも圧倒的に高床式タイプの方が多かったです。

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ここでの人々の足はボート。
教会も幼稚園も学校も病院も食堂もバーも商店も全て高床式です。

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高床式の教会



学校へ通う子供たち


建設中の浮き家もちらほら見かけました。

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大きな家もあり、必ずしも貧しい人だけがこの地区に住んでいるわけではないようです。
「ベレンで生まれ育ち、ベレンが好きだから」ここに住み続けるのだと、ガイドは言います。


洗濯して、料理して、犬が飼われ、ハンモックに揺られ、音楽を聞きながら酒を飲む。
家は簡素だけど、スラムという言葉のイメージとは離れた、のんびりした生活の風景。

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犬も川と共に暮らす


ボートに乗っていると、すれ違うボートや家から手を振ってくれて、とてもフレンドリー。

人々は水上の生活とは思えないような普通の暮らしを営んでいます。
違いは、移動がボートということだけ。

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まるで洪水で沈んでしまった町のようだ


さて、ガイドのお宅に到着しました。

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高床式のその家は6畳ほどと狭く、ガイドとその父親の二人で暮らしています。
水道が敷かれ、電気も通っています。
トイレは川の上に一応囲って作ってますが、垂れ流しです。


ガイドにここでの暮らしに何か問題があるか尋ねると、
特に不便はなく、雨期で水位が増えても問題ないと言っていました。

ただ、大きな問題がひとつ。

それは、マラリア、黄熱病、デング熱などの疫病だとか。
予防や治療の政府によるサポートは一応あるようですが。
やはり衛生面に問題があるようですね。

特に雨期に流行るそうなので、雨期に訪れる方は注意して下さいね。


ベレン地区の市場と水上スラムは本当に見応えがありました。
食べ物にしろ住まいにしろ、私たちの想像を越え大変興味深いものでした。

またここもおすすめスポットになっちゃうなぁ。
ペルーは最後まで私たちを楽しませてくれます。


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何でもありのベレン市場

by miyuki
<今日はこんな日>
・ベレン市場をうろうろ
・水上スラム、ベレン・バハ地区を見学
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イキトスのベレン地区には市場とスラムがあり、見応えたっぷり。
その様子を2回にわけてお伝えします。


ベレン市場は見所満載!
さすがペルーアマゾン最大都市の庶民の台所で、ジャングルならではのものがたくさん売られています。




果物売り場はジャングルフルーツがいっぱい。
私たちがジャングルツアーで食べたタペリバアグアヘカシューカムカムなど。


アグアヘはこの一帯でポピュラーなヤシの実


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カシューナッツは有名だけど、実は初めて見た


体にいいと日本で一時ブームになったカムカム
レモンの50〜60倍のビタミンCが摂れるスーパーフルーツの最大輸出相手国は日本だそうです。


カムカムの実



ジャングルフルーツのジュースコーナー


アマゾンに生息する巨大魚パイチェは切り身などそのままの姿で売られているのではなく、保存がきくように加工されて売られています。


巻き巻きパイチェ


ここからはぎょっとするものをご紹介!

中国人は何でも食べると言うけど、ペルーの人も負けてないんじゃ・・・。



むぎょぎょぎょぎょー。


桶の中で元気いっぱいに蠢いているのは、蝶の幼虫。
串に刺して焼き鳥のようにいただくか、茹でて塩をつけて食べるか、お好みでどうぞ。
ヘタレな私たちはチャレンジできませんでした。


めっちゃおいしい by ペルー人


市場には食用としてカメも売られていますが、その売られ方は思わず目を覆ってしまうほど。

甲羅をはぎ取られて、3分割。
なんとも残酷な売られ方です。


10ソル(330円)のカメ


苦しみいっぱいのカメの顔がその凄惨な死を物語っています。
あぁ、かわいそうに・・・。

左上のオレンジ色のピンポン玉のようなものは一体?
剥がされた甲羅の中にもピンポン玉がいっぱいひっついてたけど、どこぞの内蔵かしら。
タマゴはタマゴで別に売られていました。


大きな肉の塊。
これは何の魚?

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実はこれ、魚ではなく、ワニ
ちょうどワニを捌いているところでした。


食堂にもカメやワニのメニューが普通にあります。
無難にパイチェを食べたけど、ちょっと気になりますよね。
日本人がスッポン食べるのと同じような感覚なんだろうけど、あのカメの顔を見てしまうと食べれないよ・・・。


怪しげな変な薬、精力剤、アヤワスカ(粉と液体)なども売られています。
こんなの飲んだら余計体がおかしくなっちゃいそう・・・。





変な薬がたくさん売られている


ここでは“動物保護”なんて無縁。

ジャガーの毛皮やワニの剥製、サルも売られていました。
たまにサルは姿焼きでも売られているらしいです。
そんなモノわざわざ食べなくてもいいのにさ。

本当はカメやワニ、サルなどを売るのは非合法だそうですが、そんなのおかまいなし。
市場には警察が立っているけど、ワイロを払って見逃してもらっているそうです。


食用?ペット用?


本当になんでもありのベレン市場。
日によってはナマケモノも売っているのだとか。

次回、ベレン市場の裏に広がる水上スラムの様子をお伝えします。


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アマゾン動物園とマナティ保護センター

by miyuki
<今日はこんな日>
・キストコチャ動物園
・まろん夫妻と合流
・マナティ保護センターへ
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ラグーナスから32時間の快適なハンモック船移動を経て、昨日ペルーアマゾン最大の都市イキトスに到着しました。

私たちがペルーで訪れる最後の町です。

イキトスに着いたら絶対行こうと思っていたスポット。
まずひとつめはキストコチャ動物園

ガイドブックによると動物に自由にエサをあげてもいい動物園だそうで。
普通そんな動物園ないですよね?
でもあげていいっていうならせっかくなのでパンを持参して向かいました。

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しかーし、園内の看板には「動物に食べ物を与えないでください」の文字が。
昔は自由にあげられたみたいですが、どうやら今はダメみたいですね。
そりゃ、そうだ。パンは自分で食べよう。


この動物園で見られるのはゾウやキリンのような動物ではなく、
イキトス周辺のジャングルに生息する珍しい動物がたくさん見られます。

ツアーで会えなかった動物にはここで会うことができるし、
間近に見ることができるので復習するのに最適でした。


私たちがジャングルでいっぱい見たパパガージョ(オウム)も近くで見れて嬉しいけど、
飛べないようにされているのでちょっと可哀想な気も。

ジャングルではあんなに気持ち良さそうに大空を飛んでいる姿を見てしまったので。

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ジャングルで会ったイルカはいつまでもカヌアを追いかけてきたなぁ。
もともとイルカにはあまり興味がなかったけど、ここのイルカはサービス精神が旺盛で頭が良くて見ていて飽きませんでした。
長い口につぶらな瞳と、海のイルカとは少々形態は異なるようです。

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これはなんていう動物だっけな?
鼻先が三日月やバナナのように曲線を描いてます。
しゃくれてるみたいでかわいい。

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ウサギの被り物をしているかのようなフクロウ
こんなかわいらしいフクロウもいるんですねぇ〜。

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どこかのチンピラのようにガン飛ばしているのはカプチンモンキー

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ガサガサとビニール袋の音を立てると、何かもらえるんじゃ?と手を差し伸べてきます。
赤ちゃんのような手のサイズなのに、眉間にしわを寄せてとても表情豊かです。

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ジャガーなどのネコ科動物もアマゾンには生息しているんですよ!
でもジャングルツアーでは見れることはまずないそうです。
喰われちまうぞー!

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そして大好きなトゥカンも間近で。
この子はクチバシは立派だけどまだ子供のトゥカン。
目がまん丸くてとってもカワイイ。

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それ以外にも巨大パイチェ(3mの魚)、カピバラバクナマケモノなどここでしか見られない貴重な動物が見ることができ、他にもワニカメ多種のサル多種の鳥と、十分に楽しませてもらえました。

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なぜそこまで群れる・・・


この後、友達のまろん夫妻と合流し、マナティ保護センターに向かいました。

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ここではイキトス周辺で保護されたアマゾンマナティを見学し、
その保護活動についての説明を無料で聞くことができます。

アマゾンマナティは、現地住民の食用、ペット、骨の利用のために乱獲されて絶滅の危機に瀕しているそうです。

マナティは川の藻だけを食べて生きているので、マナティの減少は川や湖の藻の繁殖を促し、ボートが進めなくなったり、魚が生きられなくなるといった問題にまで発展するということです。


とっても可愛い赤ちゃんマナティも保護されています。

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子供のマナティは母乳だけを飲み、大きくなると藻だけを食べるそうです。
何の知識もない住民がペットとして飼っても、子どもが母乳しか飲まないことを知らず、
すぐに死なせてしまうんだとか。

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赤ちゃんマナティにバナナと豆乳をあげました。
口をはぐはぐしてきてとても可愛い。
ミルクをあげる時は、マナティが飲みやすいように顎を支えてあげます。

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あれ?でも赤ちゃんってバナナは食べていいんだ?
ミルク以外にもフルーツはOKなのかしら?
しまった、スタッフに尋ねるのを忘れました。

マナティ保護センターは地球の歩き方には載ってないけど、とても素晴らしい施設なので
動物園帰りにぜひ立ち寄ってほしいおすすめスポットです!
(場所は動物園のすぐ近くですが、観光案内所でも教えてもらえます。)


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船内生活〜このままじゃダメ人間になってしまう

by miyuki
<今日はこんな日>
・6:30 朝食の合図とともに起床 晴れ
・しんご:雑用。みゆき:ずっと寝る
・11:30 昼食
・しんご:シャワー、読書、昼寝。みゆき:シャワー、寝る
・17:30 夕食
・しんご:再びシャワー
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カン!カン!カン!カン!カン!

鍋をおたまで叩くような音で目が覚めました。

朝食の合図です。

初めての船内での食事。
これをとても楽しみにしていました♪

ユリマグアスで買っておいたタッパーを持って、下の階へ朝食をもらいに行きます。


朝食をもらう列



会話も笑顔も一切なしでもくもくと仕事をする調理担当


で、こちらが朝食。



船内の食事は汁物が多いと聞いていたけど、いきなりお汁粉のようなココアのような正体不明な飲み物(スープ?)登場。
飲めるけど、おいしくはなかったです。結局なんだかわからなかった。

そしてハム1枚だけはさんであるサンドウィッチ1つと、ただバターが塗られただけのパン。



どこかの村に立ち寄った時の積み下ろし風景


今回はお客さんがあまり乗っていなくて、超広々。
どこでも好きな場所にハンモック吊るせたし、圧迫感がないのがいいわ。




朝食が終わるのが7時。

ハンモックに揺られながら、本を読んだり、川を眺めたりして気づいたらうたた寝。
船内を吹き抜ける爽やかな風がとても気持ち良くて目を覚ます。

そしてまた、うとうと・・・。




そうこうしているうちにまた、あの音が。

カン!カン!カン!カン!カン!

ランチを知らせる合図が船内に響き渡りまた食事を取りに行きます。

タッパーにたっぷりと入れてくれたのは、
チキンとバナナとジャガイモと豆のせたご飯。


ずっしり重たいタッパー


そして二人ともシャワーを浴びて、また昼寝。
どれだけ寝れるんだってくらい寝てばかり・・・。


ナマケモノより怠け者


そしてまた、

カン!カン!カン!カン!カン!

またしてもあっという間に夕食を知らせる合図。
ランチをたらふく食べたあと、寝てばかりで動いてないのでまだお腹空いてないのだけど。


スープが熱すぎてタッパーが持てない


見た目はサラサラしたホワイトシチューですが、
またしても得体の知れないスープでした。

飲めるんだけど、そこまでおいしくはなかった・・・。





ジャングルツアーから引き続き、船の上でも私たちは何もせずに、
時間になれば食事を提供してもらうという贅沢な(怠惰な)生活。
「食っちゃ寝」とはまさにこういう生活のことね。

食事の味はいまいちだけど、この生活、超〜!しーあーわーせー!!

明日の早朝にはペルーアマゾン最大都市イキトスに到着します。





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ウソ?マナティ食べるの?

by miyuki
<今日はこんな日>
・メルカド見物、朝食
・しんご散髪
・船は予定より3時間遅れて23時半出発
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ラグーナスの朝は早い。
メルカド(市場)の営業時間は朝4時半からで8時を過ぎれば片付け始め、
早いところはすでに店じまい。
もっと働こうぜぃ・・・。


魚売り場は特に人気


早起きして7時に到着したものの、急いで見て周らないと店が終わってまう!
急げ、急げー。

外国人はそんなに珍しくないはずなのに、すごい視線を感じます。
ラグーナスの人々はシャイな人が多いみたいですが、こちらから挨拶をするとみなさんグッドスマイルで返してくれます。




ドンセージャ(ナマズ)はポピュラーな魚でこちらでは沢山売られています。
この魚は私たちがラグーナスの食堂やジャングルツアー中に食べた魚の中で一番おいしかった。
肉厚で食べ応えあって、それでいてやわらか〜い♪


なぜかすべて頭が取られている


生鮮食品、日用雑貨、衣料品がほとんどですが、品数はそれほど豊富ではありません。
果物はどこも品揃えが同じでバナナやオレンジくらい。




あまり商売っ気はなく、朝からおしゃべりに花を咲かせる女子たち。




こんな大きなカメも売られていました。
コレ、やっぱり食べちゃうんだ・・・。
売れ残ることなく誰かが買って行きました。


逃げられないように逆さまにされているカメくん


聞いた話では、以前は川マナティもよくメルカドに並んでいたんだとか。
「安くてとてもおいしい」と皆さん口を揃えて言ってました。

ちょっと気になるけど、マナティって絶滅の危機だったんじゃ・・・。
そもそも川にマナティが棲んでいるなんて初めて知りました。

「川イルカも食べるの?」とこちらが聞くと、皆さん苦笑し、
「イルカなんて、食べるわけないでしょ〜」と口を揃えて言います。

このリアクションがおもしろい。
なぜマナティはOKで、イルカはNGなんだろう?
同じような肌質じゃないのだろうか??
私はどちらも食べたくないけれど。


ナタが売られているのも、ジャングルの中の村ならでは。
振りかざして茂みを進んでいく姿って結構かっこいいのよね。




午後、夫は散髪へ。


肩に鳥を乗せています。

世界各地で散髪してますが、鳥に見つめられながらの散髪は初めて。

飛べなくされていてちょっとかわいそうだけどね。


ラグーナスは夕方5時を過ぎると一気に蚊が増えて、特に川の近くは本当にヒドイです。
もちろん長袖長ズボン、靴下着用でさらに虫除けをしても刺されるので、夕飯の後は蚊帳の中で生活していました。
もう蚊やダニに刺されるのはゴメンです!

でも、そんな生活ともお別れ。今晩出航するイキトス行きの船に乗り込みます。
またハンモック生活が始まりまーす!





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ナマケモノ、ありがとう!

by miyuki
<今日はこんな日>
・6:30 起床 大雨
・川をひたすら上る、キツそう
・16:00 ラグーナスに戻る
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おととい寝る前に暗闇の中、カヌアに乗ってワニ探しへ行ったのですが、
2時間ぐるぐるまわっても結局ワニは見れず終いでした。

雨期で水かさが増し、森の奥のほうにワニが潜んでいるので
川からは見つけることができないということです。

ボリビアのパンパにはあんなに沢山いたのに、ペルーのジャングルでワニが見れないこともあるんですね。
まあボリビアで見たのでそんなに残念でもなく、自分たちはすっかりワニのことなんて忘れていたのですが。

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これがガイドの執念か、ワニが見れないことを私たちが残念に思ってると思って、
夜中にたまたま見つけた子ワニを袋に入れてとっておいてくれました。

私たちと対面したこの子ワニちゃんは、この後すぐに川に放してあげました。


さあ、いよいよ今日はツアー最終日。

なんとしても帰るまでにナマケモノに会いたい!

すると朝食時に話した別グループのイギリス人が、

「昨日ナマケモノがいたよ。君たちも見れることを祈ってるよ」 と言う。

なんですって!?ナマケモノがいたなんてー!
私たちにも見込みがあるってことね。


期待に胸膨らませカヌアに乗ります。
あとはひたすらラグーナスに向かって上流へ進むだけ。

でも、やっぱり上りはキツそう。
20年のベテランとはいえ、きっとしんどい仕事だろうなー。


ロヘリオ推定60歳


出発してすぐ、遅咲きの新人ダンテがなんとナマケモノを発見!

おぉ!奇跡だ!ミラコー!!

てっきりカヌアからは見えない森の中に潜んでいると思ってたので、
あのイギリス人は特別運がよかったんだろうな、なんてネガティブに考えていたけど、
まさかこんなにすぐに出会えるとは!

川沿いの背の高い木のてっぺんにのら〜り、くら〜り。

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双眼鏡を覗くと、小さくて丸い顔がとても愛くるしい。

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念願のナマケモノを見れたので目標達成です。やったー!


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おもしろいスタイルの木


その後も立て続けに今度は夫がナマケモノを発見!

「えっ?どこ?」と周りをキョロキョロする老兵、ロヘリオ。

彼はカヌアを漕ぐことに一生懸命で、もはや動物を見つける余裕がなくなっていたようだ・・・。

そういえば、動物を見つけるのはダンテの方がいつも早い。
ボートの進みは速いんだけど、肝心の動物を見つけられないでどうするよ?
ベテランガイドさん!

やっぱりガイドといえど、すべてを信用するのはダメね。
ちゃんと自分の目でも探さないとね。最終日にして気づきました・・・。


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飛ぶと羽の裏がブルーでとてもきれい蝶好きな人もジャングルを訪れる価値あり!






次は巨大な毒グモを発見!
ロヘリオはタランチュラだというけど、タランチュラってもっと足が太くてもっさりしてなかったっけ?

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ガリガリタランチュラ


3泊4日のジャングルツアーは、私たち夫婦にとって人生で一番優雅で贅沢な時間を過ごせました。
まさかこんなにカヌアが快適だとはね。

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動物は高〜い木の上や、カヌアから見えないところにいたりするので動物を間近で見ることは難しいけれど、カヌアの上でなんともいえない静寂な時を過ごせただけでも、このツアーに参加した甲斐があったと思います!

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私たちはラグーナスでツアーに申し込みましたが、近郊のユリマグアスやイキトスからももこのパカヤ・セミリア国立公園のジャングルツアーには参加できます。

聞いた話では、ガイドの中には、客に動物を間近で見せようと、
高い木に止まるオウムを銃で撃ち落としたり、
ガイド自身が木に登ってナマケモノをひきずり降ろすといった、
何にもわかっちゃいない、超ドあほガイドもいるらしく、とても残念です。

これからジャングルツアーに参加する人でガイドがそういう行為に出たら、
ぜひ雷を落としてやってください!!
大きめのを、ガツンとね!!

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トゲトゲの中にトカゲ


うちの二人はでこぼこコンビだけど、そんなヒドいことはしませんでしたよ。
ロヘリオ、ダンテ、ありがとう!




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手漕ぎカヌーの旅 三日目

by miyuki
<今日はこんな日>
・ 7:00 起床 雨
・ 9:30 出発
・17:30 Poza Gloria到着
・21:00 就寝
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ゴキブリがまた忍び込んでくるかと思うと眠れないよー!
なーんて思っていたけれど、途中一度も目を覚ますことなく朝を迎えました。

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丸い体と黄色いお腹がかわいい小鳥“VICTOR DIAZ”


カヌアに乗るのは3日目だけどまったく飽きることはありません。
むしろずっと乗っていたいわ。このままブラジルまで連れてってほしいくらい。

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それにしてもこの虫刺されの数は尋常じゃないでしょ?
夫も今回ばかりはかなりやられました。
ジャングルに潜むダニ?それとも布団のダニか?

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蚊の痒みはすぐに治まるけどダニ系の痒みは猛烈で、かいちゃダメだと重々承知でも
かきむしりたくなるほどの痒みに襲われます。


今日のランチはドンセージャと呼ばれるナマズ。
何種類かの川魚を食べたけど、ドンセージャは身が分厚くてやわらかく、
食べ応えがあって一番のお気に入り♪

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オールはまな板に大変身!

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今日は珍しいサルが見れました。

口のまわりが白くて、クマっぽいのがかわいい。
20センチくらいの小さなサルです。

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PICHICO BARBA BRANCO という名前らしい。


夫はカヌア漕ぎにチャレンジ!
見た目よりもはるかに操作が難しくて大変らしい。
すぐに腕が疲れたー、だの、腰いてぇーと漏らしてました。
ダメだ、ダメだ!こんなガイドはすぐチェンジ!!

これをおっちゃん達は一日中やってくれてるんだから頭が下がります。

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念願のトゥカンに出会えた!

by miyuki
<今日はこんな日>
・7:00 起床 晴れ よく眠れた10時間
・8:20 出発、15:50 目的地の小屋に到着
・16:05 森を散策、でもあまり動物いなかったが・・・
・22:30 ワニ探しに出るが水量が多くて見つからない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

夜はうるさいほどの虫とカエルの大合唱の中で眠りにつき、
朝は鳥とサルの歌合戦で目が覚めました。

電気がないジャングルでは、暗くなれば寝て、明るくなれば起きる毎日。

今日もカヌアに乗って静寂の世界を満喫します。

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いつも、ちょっと喉渇いたなぁ〜、というタイミングでフルーツタイムがあるのが嬉しい。

昨日はオレンジだったけど、今日はタペリバというジャングルのフルーツ。
見た目は柿のような太いスジのあるこの果実は、甘さと渋さが調和した野性味のある味。

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皮が剥かれたジャングルフルーツのタペリバ


おっちゃん2人が私たちのためにカヌアを漕ぎ、ご飯も作ってくれて、フルーツの皮も剥いてくれる。
私たちはただカヌアに乗ってのんびり景色を眺めて、寝転んでるだけ。

ランチを作ってくれてる間は、お布団を敷いてくれて至れり尽くせり。
なんだか執事がついたみたい。

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腹減ったぞー、飯まだかいな〜


どうやら昨日の私の失態のせいか、
「トイレは大丈夫か」とか、「トイレはここでできるからな」と頻繁に声を掛けてくれるようになりました。
もう完全に“トイレの子”です(笑)

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昨日に引き続き、鳥や花は見れるけど動物はほとんど見れず。
サルの声はするけど姿を捉えるのはなかなか難しい。

ボリビアのジャングルツアーでは、ガイドがバナナでサルをおびき寄せるので、
人間の頭の上に乗ったりしてくるけど、ここではそんなことはしません。
近くで見れないのは残念だけど、ここは動物園じゃないしね。

むしろこれが極めて自然な状態なのであって、動物が遠いのは仕方ない。
そう割り切って、カヌアの贅沢で優雅なひと時を楽しみます。




川イルカにはよく遭遇しました。
とても人懐こく、いつまでもカヌアのあとをついてきます。
たまに少しだけ水面に顔を出してプシューと息をするけど、写真にはうまく収まらず。

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今日は長靴を履いてジャングルの中も歩きました。

ありえないくらい大量の蚊が襲ってきて、常に耳元でプ〜ンっという声がして本当にイラついてしまいます。しかも手でパチンと殺すには気持ち悪いくらい大きくて。

虫対策にと暑いのを我慢して長袖長ズボンで挑んだけれど、服の上からでも容赦なく刺してきます。

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ジャングルをずんずん歩くと、ロヘリオがトゥカンの鳴き声に気づきました。
ロヘリオが鳴きマネをすると、それに答えるようにトゥカンが鳴きます。

トゥカンは体に不釣合いなくらい大きいクチバシとまん丸い大きな目が特徴の中南米に生息する鳥。
このジャングルでぜひ野生のトゥカンを見たいと思っていたところやっと出会えました。
トゥカンはいつも高い木の上に止まっているので、遠いけどちゃんと姿が見れて大感激♪

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おもちゃのようなトゥカン


トゥカンが見れたので、私たちのお目当てはあとはナマケモノ
野生のナマケモノに早く会いたーい!


本日のお宿はシャワーはないので、川で水浴びです。
ここにもピラニアがいるけど「大丈夫だ」って。本当かいな。

汗をいっぱいかいたので、冷たい水浴びは最高に気持ちがいい!
小魚がふくらはぎをパクパクしてきて、くすぐったいよー!
実はピラニアだったりして!?

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夕飯はファサコという川魚。
鶏ムネ肉のようなしっかりした歯ごたえで、まったくドロ臭くなく、
これまでの川魚のイメージを覆すくらいに美味しかった。

残念ながら写真ありません。


そして今夜の寝床はロヘリオが敷布団を敷いて蚊帳をセッティングしてくれました。

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水浴びをして夕食が済んだからあとはもう寝るだけ。
蚊が多いから蚊帳の中に待機しましょ。

と思ったら、

ん??

蚊帳の中になんかいるぞ。


むぎょぎょぎょぎょーーーー!!!

緊急事態発生!!!


大きくて真っ黒なゴキブリが蚊帳の中に2匹もいらっしゃるではないの!


私たち夫婦は大のゴキブリ嫌い。
まぁ、好きだっていうほうが珍しいでしょうが。

とてもとても蚊帳の中にゴキブリ入れたまま寝るなんてできませぬ。
殺虫剤もないし、ここは夫に一肌脱いでもらわないと!

十数分の格闘の末、なんとか軍手をはめてゴキブリを掴み、
蚊帳の外に追い出すことに見事成功。

夫にとって初めてゴキブリを手で掴んだ日。
彼の成長をひとつ見届けることができました。


食べ物を置いておけばネズミに食べられるし、デカくて黒いゴキブリもカエルもいっぱいのジャングル。
そういえば、私がこの世の中で大嫌いなものベスト3のすべてが揃ってるじゃん・・・。
このことに今さら気づくなんて・・・遅っ!

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