順風満帆の生活を送っていた新婚夫婦が突然のドロップアウト!より良い人生を求めて2007年10月16日から世界一周旅行中!

気っ持ちいい〜!太陽の島散歩

by miyuki
<今日はこんな日>
・8:30 トレッキングスタート
・12:30 北の港に到着
・15:30 コパカバーナ到着
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朝焼けを見るため7時起床!

早起きが大の苦手な私たちですが、何とか部屋の窓に噛りついて踏ん張りました。
遠く雪山の背後から燃えるような大きな朝日が昇ります。

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オレンジピンクのような何とも言えない色。

キレイだったなぁ〜。写真で伝わらないのが残念!
雪山の色の変化が見れるのは、太陽の島に訪れた人の特権ということで。


ちょいと2度寝して、今日は島の南から北へと抜けるトレッキングへいざ出発。
もさもさしてると、北側に到着してもコパカバーナへ戻るボートがなくなってしまいます。

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ここからスタート!


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がんばれよ〜  by ひつじ


尾根沿いのトレッキング道はこんな感じの緩やかなアップダウンの道がずっと続き、
チチカカ湖を左右に眺めながら贅沢なトレッキングを楽しめます。

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たまに北側から南側へと大きなバックパックを背負って歩く欧米人とすれ違いますが、
さすがの彼らもヘトヘトで大変そうでした。
やっぱり太陽の島には身軽で来るのが一番!


それにしても景色が素晴らしい!
これが湖!?と思うほど、まるで海のような透き通るブルー。

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聞いた話によると、ペルー側で見るよりボリビア側の方がきれいだとか。
ペルー側からも確かめないと。


途中の遺跡では島の子供が遊んでいました。
コパカバーナや太陽の島ら辺の子供はこういうハットをみんな被っています。

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豚はいつも寝てるか食べてるかのどちらかですね。
この子も食べ物を必死で探しながら道路を徘徊していました。


触るとブヒーっと大きな声で怒られました。


そろそろ北の港に到着です。

DSC_3026.JPG

たった4時間のお手軽トレッキングなので日帰りもできますが、どの宿も湖の見晴らしがよく、朝日や夕日に照らされる雪山の景色は素晴らしいので、太陽の島で宿泊することをおすすめします!


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太陽の島

by miyuki
<今日はこんな日>
・14:30 太陽の島に到着
・眺めのよい宿に泊まる
・夕焼けに染まる雪山が美しい
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コパカバーナからボートに乗って太陽の島へ。
ボートの屋根の上でチチカカ湖の景色を楽しみながらの移動です。

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自転車並みのスピードですが、風が冷たくて足の芯まで冷えました。
標高が4000m近いといういことを、ついつい忘れてしまいます。


真っ青な湖に小島がぽこぽこ浮かんでいます。


どこかの団体ツアーはこんなごっつい船に乗っていました。

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出発して1時間半、急な斜面に段々畑の広がる太陽の島が見えました。




大きな荷物はコパカバーナに置いて、デイパックでやってきて大正解!
ボートを降りると、こんな急で長い階段が待ち構えてました。

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この階段を上りきれば景色が最高の宿に辿り付けるぞー!

標高が3800mなので富士山の頂上から大きな荷物担いで階段を登るようなもんです。
大きなスーツケース持って来ている欧米人がいたけど、ありゃ気の毒だわー。

軽い荷物しか持っていない私たちでも、ひぃひぃはぁはぁ。
それでも良さそうな宿を求めて歩き回り、チチカカ湖が目の前に広がる眺望バツグンの宿を見つけました。

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このテラスに座って真っ青な湖を眺めながらマテ茶でホッと一息・・・。


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部屋からの眺め


湖の背後にはイリャンプーなどの雪山が連なっています。
毎日この景色を見ながらお茶したい。

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明日は太陽の島の南側から北側へ歩くお手軽トレッキングです。

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丘の上でひとり寂しくお土産やさんを広げていた少女


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『天守閣』からチチカカ湖

by miyuki
<今日はこんな日>
・ラパスからコパカバーナへ移動
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トータルすると10日間滞在したラパスともいよいよお別れ。
最後の最後までラパスのグルメを堪能できたので、もう思い残すことはありません。

向かうはバスで4時間のコパカバーナ
少しずつペルーに近づいて行きます。

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ラパスでお買い物中のインディヘナのおばあちゃん


チチカカ湖が見えたら、コパカバーナまでもう少し。
琵琶湖の約12倍の大きさで、富士山より高い標高3890mの世界最高所にあるチチカカ湖。
湖上にボリビアとペルーの国境があるのですが、コパカバーナはまだボリビア側です。
日本で南米の衣料雑貨を取り扱うブランド「チチカカ」もこの湖が名前の由来でしょうね。

途中、チュアというところでバスを一度降りて、湖峡をフェリーで渡ります。
バスは専用のいかだで、私たちも渡し舟に乗り換えて向こう岸まで。

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車と人が多く騒々しいラパスとは一変、のんびり静かな町コパカバーナに到着です。
白く大きなカテドラルが町のシンボルです。

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宿は旅行者のクチコミで人気のHOSTAL FLORENCIA。
人気の理由は、この宿の5階にある360度ガラス張りのお部屋。
旅人の間では"天守閣"と呼ばれています。

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カテドラルの左脇の道を道沿いに歩いて右折するとあるよ!


部屋には白いレースカーテンしかないので閉めても透けますが、
5階にはこの部屋しかないのでそれほど気になりません。
唯一、日が入りすぎて暑いのが難点だけど、開放感たっぷりで居心地最高でした。


さぁさぁ、お腹も空いてきたことだし湖畔に出掛けるとしよう。
チチカカ湖名物といえば、トルーチャ(マス)です。
湖畔に並ぶレストランで、レイクビューランチしました。

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私たちは一番シンプルなレモン汁でいただく焼きトルーチャをセレクト。
ごはんとサラダとフライドポテトの上に、焼きトルーチャがドーンと乗っかっています。

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1皿18ボリ(240円)


少し泥臭さがあったけど、ビールと共においしくいただきました。


夕日を見にミラドールへと登りました。
標高が高いので登るのはしんどかったけど、ここから見渡すチチカカ湖と町の眺めがとてもキレイでした。

明日はコパカバーナからボートに乗って、太陽の島へショートトリップです。

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こどもカルナバル開催!

by miyuki
<今日はこんな日>
・子供のための休日
・みゆき、美容院で毛染め&カット(2時間)
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快晴の日曜日、ラパスの郵便局前は多くの子供たちで溢れかえっていました。
どうやら今日は子供たちのカルナバルが開催されるようです。

女の子はミニスカートにロングブーツを履き、指輪やネックレスをつけてメイクして。
小学生なのにカルナバルの格好をすると、えらく艶っぽい。









おもしろいのが、子供たちを見守る親。
ステージママやパパがいっぱいで、カルナバルが始まる寸前までメイクや髪を気にしては直し。
子供に日傘を差してあげてたり、中にはこんなステージパパも。


自分のジャケットで子供を陽射しから守るステージパパ


まるで、女優についたマネージャーのよう。
カーニバル中もカメラを構えて大忙し。
やりすぎでしょーって思いつつも、自分が親になったらこうなったりして(笑)




カルナバルの他にも、歩行者天国にして子供が遊べるイベントが盛りだくさん。
レジャーシートの上で、積み木をしたり、長縄をしたり、マットででんぐり返しをするコーナーがありました。


積み木コーナーで遊ぶ子供の横で日向ぼっこをする犬


折り紙コーナーは人気がありました。
折り紙の本もあって、鶴なんかよりずっとずっと難しいものを折ってました。




カルナバルに参加している子も、遊びに来ている子も富裕層が多いように見受けられましたが、ボリビアのいいとこの坊ちゃんって、雰囲気や格好がどことなく面白い。


大人と対等にチェスをする小僧



子供のような子供でないような


親と子供が一緒になって楽しめるラパスの休日を垣間見た一日でした。



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どっちの国際列車にしようかしら?

by miyuki
<今日はこんな日>
・6:00 カラマ出発
・眺めがきれい。列車ならもっとよかったろうに。
・14:20 ウユニ到着
・0:30  ウユニ出発
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海外ではもっぱら鉄男と鉄子の私たち。
チリから北上するのに、どちらの列車を利用するか悩みました。

チリ北部のイキケからペルーへと抜ける世界一短い国際列車と、
チリのカラマからボリビアのウユニへと標高4000m近い高地を抜ける国際列車

後者は地球の歩き方08-09版によると、毎週水曜日だけの運行となっているレアもの。
それに景色も良さそうだし、ウユニからはさらに国内列車が伸びている。

どちらも捨てがたかったけど、そんなワケでボリビア抜けを選びました。


カラマの広場にて


ところがどっこい!

ビーニャからカラマに移動し、バスターミナルから直接歩いて駅へと向かった私たち。
駅に辿り着き、駅前の雰囲気に違和感を感じたので、
近くにいたタクシーの運ちゃんに列車について尋ねてみると、

「2年くらい前から動いてないよ」

なんですってぇぇ!?ガビーン!あああ・・・!

歩き方の取材直後になくなってしまったということでしょうか?

わざわざこの曜日に合わせてビーニャでの海鮮生活を締めてきたというのに。
残念・・・。

とても楽しみにしていただけに、自分たちの情報収集の甘さで勝手に期待値を上げていたのが悔しくてなりません。


カラマは炭鉱の町。この銅像、実物は超小さくてビックリ!


ということで普通にバスで移動することにしました。

猛スピードで進むバスはまるでジェットコースター。
下を見ると、まっすぐ伸びている線路が。
バスからの眺めも素晴らしいけど、こういう景色のいいところは猛スピードで駆け抜けるのではなくて
列車に乗ってちんたら移動したかった。




チリ側イミグレ周辺。


線路がしっかり敷かれているけど貨物専用?



背後の山からは噴煙が上がっている。
このあたりは火山が多く、温泉も出ます。



生鮮品や乳製品のチリ持ち込み禁止


チリを出国してすぐにバスを乗り換えます。
ボリビア側の入国審査を終えたら、警察がフレンドリーに話しかけてきました。


ボリビア側に入ったらヒトが変わったような気がします。



列車の墓場のような場所だった。


ウユニへの列車は残念だったけど、ウユニからオルーロへの国内列車には乗れました。

バスならラパスまで直行だし、本数も多い。
一方の列車はラパスの手前までしか行かない上に、夜出発。
バスのほうが効率いいけど、いいの、いいの。
我ながら列車にかける思いはアツイのかも。


ウユニ駅にて


夜中の0時にウユニ発オルーロ行きの列車が到着しました。




乗り込んで席を探そうと思ったら車内は全て真っ暗け。
みんな携帯やデジカメの画面の明かりで自分の席を探します。
ちょっとくらい電気つけてよー!


暗い中フラッシュで顔テッカテカ


シートはちょっと狭いけどふかふかだし、よく眠れそう。
太ってる欧米人だとかなり窮屈だろうなぁ。

車掌さんが切符確認に来た一瞬だけ電気がついたけど、あとは真っ暗。
夜なので景色は見れないし、本を読んでくつろぐこともできず、ただ寝るためだけの列車でした。

この列車、なんでもっと明るい時間に走らせないんだろうか!?
それでもバスより乗り心地はいいし、乗ってよかった!
あっという間に早朝のオルーロに到着してバスに乗り換え3時間、1ヶ月ぶりにラパスに戻りました。


オルーロ駅到着


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久々の風呂

by miyuki
<今日はこんな日>
・ミラフローレスの温泉へ
・初めてのボリビア・カルナヴァル
・ギリギリでバスに間に合う
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標高4000mのところに露天風呂があると聞き、ポトシからコレクティーボを乗り継いでミラフローレスにやって来ました。
天気も景色もいいので、トレッキング気分で丘の上の温泉まで向かいます。




私たちも水着着用で25mプールのような温泉にザブーン。
確かに露天ではあるけど、半屋外の温水プールのような感じ。
深いのでゆっくり腰をつけて、ほっと一息という日本の温泉とは程遠いけど、
久しぶりに湯船に浸かれたのは嬉しかったです。


まるでプールだけど堂々と温泉で泳げるぞ!


温泉のあとに入った食堂ではボリビアでは珍しく超キンキンに冷えたビールがお出まし。
こんな高地なのに一同グビグビ飲み干しました。


食堂前にいたかわいい姉弟


世界中に温泉はあるけれど、洗い場がなかったり、裸で入れるのは個室だけで露天は水着着用だったり。

日本のような温泉はありそうでないものですね。
あー。日本の温泉が恋しい・・・。


ポトシへ戻るのに乗ったコレクティーボ。
ふと運転手の上部を見上げるとー。






っておいおいおい・・・。


ボリビアは日本の温泉宿や幼稚園のお古のバスがいっぱい走っているけど、
まさか霊柩車まで使われているとはね。
なんだか不気味だったけど、無事にポトシに戻れて一安心です。


ポトシの町ではカーニバルが行われていました。
ボリビアのカーニバルの音楽って単調で、それに合わせて踊る踊り子のけだるいこと。
この音楽にこの単調なステップがたまりません。





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ひでえガイドにあたっちまったポトシ鉱山見学

by miyuki
<今日はこんな日>
・鉱山ツアー 9:00-14:30
・ポトシの革小物屋を探す
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ウユニからバスに乗って6時間、鉱山の町ポトシにやってきました。
ポトシは標高4070m、世界最高所にある都市で、世界文化遺産にも登録されていまず。

ここにやってきた目的は旅人の間で評判の鉱山見学ツアーに参加するため。
鉱山を訪れ、鉱夫さん達の働く現場を実際に見学させてもらうツアーです。

ツアーがスタートし、早速私たちにも作業着(長袖・長ズボン・長靴・ヘルメット・ライト)が渡されます。




ツアー代はスペイン語50ボリ(650円)に対し、英語だと80ボリ(1000円)と割高ですが、少しでも理解できるようにと英語班を選択。


強制ではないのですが、頑張って働く鉱夫さんへのお土産を買います。

何をどれくらい買っていけばいいのかは、ガイドのアドバイスを参考にコカの葉、たばこ2つ、96度のアルコール、ダイナマイトを購入しました。
そう、ダイナマイトまで商店で買えてしまうんです。値段は150円くらいだったかな。



あとは個人的にマスクを購入。
だいぶ空気が悪いようなのであると役立つらしい。




しかしこの時、ガイドのダニエル(上写真中央)が大ハズレであるとは、誰も知る由もなかった・・・。



セロ・リコ(=富の山)と呼ばれる鉱山。
いかにも過酷な労働現場が待ち受けていそうな雰囲気。


いよいよ鉱山の中へ突入です。



ヘッドライトをつけ、トロッコの線路に沿って狭く暗い穴を奥へ奥へと進みます。
頭上に電線ケーブルが張り巡らされているので触れたら感電!要注意!

トロッコが通る時は、轢かれないように隅っこに寄って一時避難。


手押しトロッコ通りまーす


中は涼しいけど、白い粉が舞っていて空気が悪い。
その白い粉とは日本でもしばしば問題になるアスベスト
ここで働くなんて、計り知れない身体への悪影響がありそうですね。
気休めかもしれないけど、マスクしてきてよかった。


肩幅くらいの狭い道を進んだり、上ったり下りたり。







鉱夫さんがいると、買ってきたお土産を差し入れします。
差し入れを受け取った鉱夫さんの顔はとても嬉しそう。




鉱夫さんはお返しにと採掘された鉱物をくれました。


きれいだがなんだかわからん鉱物


鉱夫さんを交えて地面へ座り込み、ダニエルが通訳をしながらの質疑応答タイム。


しかしこれがヒドかった!


ダニエルがアンデスの神話に伝わるパチャママという女神について説明を始めました。
パチャママはケチュア語で“大地の神”という意味があるそうで、アンデス地方の人々はお祭りや祝い時、グラスから少量のお酒を地面にたらしてから飲み干すという習慣があるらしい。

ダニエルから言われるがまま、差し入れを手渡す一同。
96度のアルコールとオレンジジュースと水を混ぜただけの酒を作るダニエル。

いくらオレンジジュースと割っても、恐ろしく強いこのお酒。
口に含めると熱いというより痛い!


痛がるしんご


飲み方を教わり、全員で回し飲み。
鉱夫さんと一緒に現場の事故がないようパチャママに祈願します。


・・・ん?ちょっと待てよ。

そんな安全祈願と鉱夫さんの労いのために持ってきたお酒なのに、いつのまにかこの酒をわがもののように楽しんでいるヤツが一人いる!

ダニエル!!


すでに目がとろん(左)。酒をおかわり中。


しかも鉱夫さんに差し入れしたコカの葉まで口一杯に頬張り、おまけに差し入れのタバコにまで手を出す始末。

ダニエルの酒が進むと鉱夫さんとの話が弾み、また酒が進むの悪循環。

まるで飲み会じゃん!!

鉱夫さんから一番遠い、細長い穴の後ろの方に陣取る我々日本人は、ただでさえ会話が聞こえないのに、彼の呂律の回らくなってきた英語の通訳では尚更ダメ。

「もっといろんな鉱夫が働いているところを見たい!」と思いながらも、同グループの欧米人がダニエルらとの話にそれなりに盛り上がれているだけに何も言えず、募るイライラを抑え続ける日本人一同。


酒を片手にガイドするんじゃねぇ!


しまいには、長引く宴に待ちきれず我々の中から寝待ちする者が続出するほど。

こうして飲み会は3次会まで続きました・・・。


鉱山に入って2時間半後、ようやく暗い穴を脱出。

旅人ブログ等では、「空気が薄くて汚い鉱山の中で歩きまわって大変だった」という経験談が多いけど、私たちの場合はみ会の待ち疲れで一同疲労困憊。
こんなとき、欧米人が逆の立場ならガッツリ文句を言い放つのでしょうか。


これで終わりかと思われたツアーでしたが、最後にダニエルがダイナマイトの爆破シーンを見せてくれました。
50cmくらいの導線に引火して2分ほどすると・・・。


もうすぐ爆破するってばー!


爆破寸前のダイナマイトを持ったダニエルがダッシュで走りこんだ先で爆破〜!
花火のような乾いた音で、砂や石が派手に飛び散ることもなく、威力はそれほど感じませんでした。う〜ん、ドッカーンではないんだね。


こんな感じで私たちのポトシ鉱山ツアーは終了。
外に出て自分たちのマスクが真っ黒なことにビックリです。


鉱夫は鉱山の中では食事を摂らず、コカと水と酒とタバコだけを口にして過酷な労働に1日5時間従事するそうです。




ある鉱夫は言っていました。

「自分の息子にこの仕事はさせたくない」


このような環境だけに労働者の寿命は短く、やはり鉱夫だった彼のお父さんも50歳で亡くなったのだとか。下は10才くらいの少年もここでは働いているそうですが、そうせざるを得ない状況が現にあるのでしょう。
お給料は1日でおよそ3ドル。それでもボリビアでは良いほうなのだとか。

割に合わない仕事は日本にもあるけれど、命を削って従事するこの仕事ほど割に合わないものはないでしょう。

でも現実問題として、彼らの収入を頼りにする家族の存在があり、この仕事を選択せざるをえない彼らの事情があり、またこれがボリビアを支える重要な産業であることなど、色々考えさせられたツアーでした。

ただひとつ、最悪なガイド、ダニエルに当たってしまったことが悔やまれます。


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念願のウユニ塩湖

by miyuki
<今日はこんな日>
・ウユニツアー2日目
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南米旅行のハイライトの一つ、ウユニ塩湖へとやってきましたー!

季節によって2つの顔を持つウユニ塩湖。
乾季は干上がって雪のように真っ白な塩湖となり、雨期は雨水が溜まって天地対象の水鏡が出現します。

旅を始めた時から、どうしてもウユニの水鏡が見たくて、これに合わせて旅の日程を組んできました。

それほどまでに楽しみにしていたウユニ塩湖にとうとうやってきたのです。

旅の腐れ縁、よっしー&葵夫妻とウユニの街で偶然にも再会し、
ラパスから一緒に来た4人とともに車を1台チャーターしました。



果たして念願の水鏡を見ることはできるのか!?


塩湖へ向かう途中、リャマの群れがお見送り。




塩湖にはところどころにこんな塩山ができています。




周辺の村には製塩工場があり、村人は朝早くから塩湖の塩を山にして乾かします。
こんなちびっこも一生懸命リヤカー押してお手伝い。




この塩山からできあがるのが、"ウユニの塩"。
塩なんてどこも同じと思いつつ、ウユニの塩で握ったおむすびが食べたくて。
パッケージが素敵です。


1袋1ボリ(13円)と激安


そしてこの日泊まったのが塩湖の真ん中に建てられた塩のホテル



壁、テーブル、イス、ベッドと、全て塩で作られていて、試しに壁を舐めてみたらやっぱりしょっぱかった。



まるでピラミッドのような塩の結晶。
お土産にたくさん拾ったけど、果たして壊さずに持ち帰れるかな?



なぜこんな形になるのか・・・、自然の織りなす美に感動


塩湖では照り返しの強さがハンパじゃない!!
雪焼けならぬ塩焼け対策を怠ると大変な目にあいます。
でも実際ここまでやっていたのは私たち日本人だけだった。




塩湖ではお決まりの遊びを。




実は私たちが塩湖を訪れたときは、もう雨期の終盤。
連日のカンカン照りで水がどんどん干上がり、水鏡が見られるかどうかはギリギリのところ。

塩のホテルの周りは水があまり溜まっていなくて水鏡はなし。

もう水鏡には間に合わなかったのか・・・、そう思いながら干上がった塩湖でトリック写真を楽しんでいたそのとき、「少し歩けば水鏡が見られるらしい」という情報をゲット!
すぐさまそちらの方向に向かいました。

すると・・・





んほおぉーーーー!!!!




そこには空との境界線がわからなくなるほどの美しい水鏡が!


雲が足元にまで広がっているような錯覚。
あまりにも美しすぎて一同言葉を失いました。
まるで空を飛んでいるような、雲の上に乗っているような、今までに見たことのない景色。
360度広がるこの景色にうっとりです。




まさに絶景。


そして日が落ち、空の色が変わり始めると。







誰が何をどう撮っても絵になってしまう。





ウユニの夕日を眺めながらマテ茶を飲むという贅沢。

赤々と輝く双子の夕日は、沈む直前に1つに融け合っていきました。


遥々ウユニまでやって来て本当によかった!
今まで肝心なときに天候に恵まれない二人でしたが、ずっと見たかったウユニの水鏡をこれほどまでに素晴らしい景色として見られたことが本当に嬉しいです。

メンバーの中の晴れ(雨?)男・晴れ(雨?)女に感謝!
※いくつか写真も拝借しました、ありがとう

大大大大感動のウユニ!
一生の思い出がまたひとつ増えました。




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THE DEATH ROAD

by miyuki
<今日はこんな日>
・デスロードツアー
・ウユニに向けてバス出発
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ラパスから下界のコロイコまで、マウンテンバイクで一気に下るツアーがあります。
その名も「デスロードツアー」。

なんて恐ろしいネーミング・・・。

それもそのはず、そこは高さ1000mはあろうかという切り立った崖を、
わずかに削りとって作られた道。

道幅はバスが何とか1台通れるほど、少しでも踏み外せばそこはまさに奈落の底。
毎年200を越える人々が転落して命を落としていたことからデスロードと呼ばれているんだとか。

数年前に「ニューロード」ができて、この旧道は一部の車両とこのツアーくらいしか通らなくなったので、ぜひともツアーに参加して、マウンテンバイクで駆け抜けてみたいと思いました。

ただ、このツアーも怪我人が多く、転んで崖から落ちて死者が出たこともあるらしい。

つまりデスロードとしてはまだまだ現役なんですわ…。

おー、コワ。
スピードはほどほどに安全第一でいきましょ。


出発ポイントまでは車で1時間。
標高3600mのラパスからぐいぐい山を登って着いたところは標高4700m。
ここから下界のコロイコまで標高差3000mのダウンヒル!




初めは舗装路で肩慣らし。
天気がものすごく良くて、絶好のチャリ日和だったのが功を奏して順調に下っていく。



あー素晴らしい眺め。

ふと、崖下に目をやると何やら小さい物体が…。



崖下までは200〜300m、

よーし!ズーーーーームしてみよう!!!

ひぃぃぃぃぃーーーーー!!!!


いつ落下したのか錆びたバスが。


まだ最も危険な恐怖の絶壁まで行ってないのに。
バスに乗ったままこの高さから落ちる恐怖を想像するだけで、鳥肌が立ってしまう。
ナンマンダブ、ナンマンダブ・・・。

そして何気なく自分たちの横にある大きな岩を見てみるとー。
最初はただの落書きか看板かと思ったら、



これ?病院の電話番号じゃない?
事故の多さを物語っています。
でも落ちてからじゃ遅いんじゃ?

改めて身を引き締め、安全運転を誓ったのでした。


さてさて、ここからが本番!未舗装のガッタガタ道へ。
実際にこの道を目の当たりにして本当に恐ろしくなった。



これぞ、まさにデスロード
落ちたら即OUT間違いなしです。

安全運転といえど、ずっと下り坂なのでいつもよりだいぶスピードが出てしまいます。
ハンドルがガタガタ揺れるからしっかりつかまってないと手が外れて体ごと吹っ飛んでしまいそう。
終始ガタガタで目の焦点も合わず、変な感じ。

景色は素晴らしいけど、景色に気をとられているとカーブを曲がり切れず
もれなく崖下へ落ちてしまいます。集中!集中!




滝の下をくぐり抜ける時は、まさにアドベンチャー!
下界になるにつれ気候が熱帯に変わってきます。
体が濡れると気持ちい〜。




途中少し上りもあります。
この時のしんどさっていったら半端ない!
チャリダーってすごいなぁと心底思ったのでした。




大きな怪我人も出ることなく、無事にデスロードを駆け抜けられて一安心。
チャリに乗ってる時は、つねにブレーキに手をかけていたので
私の小さい手は悲鳴をあげていました。

それにしてもこの道を大型バスが走っていたなんて信じられません。
どうやってすれ違っていたんだか。
デスロードのドライバーで生き残った人こそ、世界一の技術者かもしれません。





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ミラドールキリキリ!!

by miyuki
<今日はこんな日>
・ミラドールキリキリへ散歩 ラパスの街を一望
・けんちゃんで夕飯 トルーチャちらし寿司
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今日のラパスは青空満点、ビューポイントのミラドールキリキリへ行く絶好のチャンス!
地図を片手に歩いて向かいます。

日曜日の午後はムリリョ広場に多くの家族連れやデートをする若者でいっぱいです。
階段やベンチにたくさんの人が座ってただおしゃべりをしているだけですが、
私たちも一緒になって座り込んで、ちょっと人間ウォッチングしてみました。


ムリリョ広場の平和な日曜日


ボリビアではよくこの手のデザートを見かけます。
カラフルなゼリーの上にてんこ盛りの生クリーム?
う〜ん、甘すぎて最後まで食べれなそう。




なんでボリビアの靴磨き少年ってこんな怪しいんだろう??
絶対怪しいって、この覆面!!
靴墨が飛ぶのを防ぐためなのか…。なんど見ても慣れません。




青空の下をテクテク歩くのは気持ちいいけど、やっぱり標高が高いから
ビューポイントまで上がるのもちょっと苦しい。

ラパスの町は大きなすり鉢状のようになだらやか傾斜になっていて、
茶色いレンガ造りの家々がみっしりと隙間なく建っています。


すり鉢状のラパスの町


すり鉢が横に広がっているのですが、カメラに収まらないのが残念なところ。
東京も狭い土地にみっしりと住宅が建っていて、東京タワーから見下ろすと窮屈この上ないように見えるけど、ラパスは住宅が密集していても不思議と窮屈さを感じませんでした。

ミラドールキリキリは、『地球の歩き方』には"タクシーやバスじゃないと行けない"と書かれてるので敬遠しがちですが、地図も間違っているし歩いて行ける距離です!

ラパス旅行中のみなさん、町を一望するなら『歩き方』ではない地図を持って、ミラドールキリキリへ出かけましょう〜♪



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