順風満帆の生活を送っていた新婚夫婦が突然のドロップアウト!より良い人生を求めて2007年10月16日から世界一周旅行中!

ワディ・ラム 〜 砂漠と岩山にはラクダでしょ

by shingo
<今日はこんな日>
・ワディラムのベドゥイン メディテーション キャンプツアーに参加
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ペトラ遺跡を観光したワディ・ムーサからワディ・ラムへと移動。

そもそも"ワディ"とは、熱帯の乾燥地帯特有の枯れた谷のこと。

そんなに枯れたところばかり滞在して何が楽しい、と言われそうですが、
このようなところにも昔から生活をする人はいるのです。

それは"ベドウィン"。アラブ系の遊牧民族です。

ワディ・ラムに住むベドゥインも、かつては羊、ヤギ、ラクダなどの遊牧をしていたけれど、今では多くが村に定住して観光客相手の仕事をしたり、都会に仕事に出たまま戻らない者もいるそうです。

ワディ・ラムからひとたび村を出ると、見渡す限り荒涼とした砂漠のあちらこちらに巨大な岩山がそそり立つ、異様な風景が広がっていました。



日本人の想像を絶する厳しすぎるほどの自然環境。
でも、ベドゥイン達は古来から、彼らの家畜と共にこの厳しい大地で暮らしてきました。

単純に考えれば、こんな問いが浮かびます。

なぜ、わざわざこのような厳しい環境に身を置いて、決して楽ではない生活を続けなければならないのだろう。当の昔のうちに町へ出て、別の暮らし方をすることもできたのでは、と。

でもこんなこと、彼らに尋ねたら「ふんっ」と鼻で笑われるかもしれません。
あるいはシンプルに、「ベドゥインだから」と答えるかもしれません。

我々の想像を超えた固い思いが、そこにはあるのだと思います。
それは世界中の厳しい自然環境下で生活する様々な人々に共通することかも知れませんが。


ワディ・ラムで参加したツアーでは、そんなベドゥインの生活に触れられるのかと思いきや、そのようなプログラムはほとんどなくて、ただひたすら4WDに乗って砂漠を転々とするだけだったのは少し残念でした。






たしかに、岩山に囲まれただだっ広い砂漠を車で走るのは爽快だし、岩山や自然の石橋から眺める砂漠の風景は最高でした。

また、夕陽に照らされ刻々と赤く染まってゆく岩山や砂漠、そして日本ではなかなか見られない満点の星空も忘れられません。






ベドゥインの生活様式らしきものが見られたのは、このテントと、夕食の調理方法でした。


ツアーの終着地点にはテントが張られている


テント内部


夕食のチキンと野菜はベドゥイン式に地中に埋めて蒸し焼き(?)にされて出されました。
味付けもちょうど良く、とても美味しかったです。






このツアー、車ではなくラクダで参加していたら少し違った感想になったかもしれません。

4WDとラクダの背中とでは、眺める砂漠は同じでもその時間は違うし、景色の流れる速度も違う。
ラクダの上でじりじりと太陽に照りつけられれば、移動それ自体がとても辛いでしょう。

でもこれこそ、この地で体験すべきことなんじゃないかなあと。

正直、車で回るポイント自体はそれぞれ大した見所ではなく、ガイドも手抜きで全然解説などしてくれません。


古代人の壁画


同じ時間をワディ・ラムで過ごすなら、砂漠を猛スピードで駆け回るのではなく、厳しい暑さに苦しみながらラクダの背中に揺られているほうが、
よりベドゥイン気分に浸れるのではないでしょうか。

僕の個人的感想で、しかも実際にはここでラクダに乗っていないので責任はとりかねますが、くれぐれも、暑さ対策はばっちりしてください。


このときは風が強すぎました



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岩の隙間から見えるアレ

by shingo
<今日はこんな日>
・8:00〜18:00 ペトラ遺跡観光
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今回もアレの話です。

アンマンから南へ3時間半、ワディ・ムーサという町に昨日入り、
今朝は宿を8時に出発するシャトルバスでペトラ遺跡へ向かいました。

ヨルダン観光、というより中東観光のハイライトともいえるペトラ遺跡は、
『インディー・ジョーンズ 最後の聖戦』の舞台となったことでも有名。
そう、岩の裂け目から、一気にアレがどどーんと立ちはだかる、アレです。

あまりにも有名なスポットなので、訪れた人の話を沢山聞きすぎ、実は行く前から楽しみ半減状態だったんですが、行ってみなけりゃ実物の迫力はわからんと自分に言い聞かせ、一応それなりに期待に胸を膨らませて遺跡に突入。

それにしても、観光客が多い、多過ぎる。
欧米人はもちろん、日本人、韓国人、中国人にインド人、そしてタイ人やブラジル人も。
いますぐオリンピック開催できちゃうんじゃないかってくらい世界中から集まってて、こんなに外国人観光客の集まる所に来たのはいつ以来でしょう。


それでは、シークと呼ばれる、岩の裂け目にできた細い道に突入!

 

幅は馬車がやっと通れるほどのところもあれば、わっと急に広くなったりと様々。

ここを抜けたところに迫力満点のアレがあるはず!
と、すでにわかっちゃってるのが少し悲しい。

高さ70〜80メートルはあろうかという崖と崖に挟まれた小道を、上を見上げては口をあんぐり開けて前に進みます。
団体観光客のみなさんはガイドの話を聞きながら、少しずつ進んでいるけど、我々はとにかく"アレ"を目指してひたすら前進。




こうして30分ほど歩いた頃、団体さんが立ち止まって一列に並び直していることに気がつきました。

どうしたんだろう、と団体さんを横目に先に進もうとした途端、前方に、岩の裂け目からアレがちらりと覗く、見たことのある瞬間に僕たちも差し掛かっていることに気がつきました。

なるほど、団体さんは、崖の隙間からアレが登場するこの瞬間を一人ひとりに確実に堪能してもらうべく一列に並んでいたというわけですね。


いよいよ僕たちにもこの瞬間がやってきました。


  おっ!


  おおっ!


   アレ
 でたー!!






おぉー。やっとでたねー。



・・・ん?



・・・うん。



・・・そ、そうでもないかな。。



正直、もう少し感動するかと思った。


事前情報が入りすぎたのか、期待しすぎて、案外というかやっぱりというか、
あっさりした"アレ"との対面になってしまいました。

※ちなみに、アレとは、エル・ハズネといい、約2200年前に崖を掘り抜いて造られた霊廟だそうです。



とはいえ、ペトラ遺跡はこれから。

ここをさらに奥に進むと、一気にペトラの都市跡が広がります。




ローマ帝国時代の神殿や劇場、教会の遺跡が残るほか、やはり崖をそのまま削るようにして造られた巨大な岩窟墓が並ぶ王家の墓も圧巻。



でも、これらのお墓はみな同じような形で、中に入っても特に見るべきものはありませんでした。



そして、最奥の山を登ること1時間、そこには 『世界の終わり』はこちら の看板が。




『世界の終わり』は、ひたすら地平線まで続いていて、全く終わる気配はなかったのですが、絶景ポイントには違いなかったです。




とまあ、ここまででお察しの通り、ペトラといえばアレ(エル・ハズネ)なんですね。

それほど観光客はとにかくアレ見たさに来るわけです。
酷い場合はアレだけ見てさっさと帰る団体客もいるそうです。

アレの後は、猛暑の中、日陰のほとんどない乾燥しただだっ広い遺跡の中を登ったり降りたりしながら、朝の8時から夕方6時まで10時間、ひたすら歩きました。まるでトレッキングです。
僕たちも相当、疲労困憊でした。

歩くのが嫌いな方、遺跡に特に興味のない方は、アレを見て帰るか、終始ロバやラクダや馬にまたがることをおススメします。その際はボラれないように気をつけてくださいね。


シャワーを浴びた後、部屋から外を眺めるときれいなの夜景が見えました。




明日は、砂漠のテントに泊まります。



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いつか夢見たアレがついに!

by miyuki
<今日はこんな日>
・マサくんと3人で死海へ
・がっつり泳ぎ、泥パックを楽しむ
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「いつか死海で浮きながら雑誌を読んでみたいなぁ」

子供の頃、死海の存在を知って、漠然とそう思っていました。

あれから何年経ったでしょう?
まさか自分がヨルダンにやってくるとは。
ヤッター!死海で雑誌読める〜♪


ほら、本当に浮くよ!!!


イエメンの雑誌を読むしんご


ヨガだってやってみる。


バランス崩すとひっくり返ります


平泳ぎは難しい。足が浮いて水面から出ちゃって蹴れません。


本気で平泳ぎしてるんだけどなぁ〜


塩分濃度が高すぎて、目に入るとめちゃくちゃ痛い。
口に入るとしょっぱいをとおり越して苦いです。


日本のエステで死海泥パックとかあるらしいけど、とても手が出ないお値段らしいですね。
でもここは塗り放題よ〜♪
なんだかヘドロみたいにねっとりしてるし、太陽にあたってあったかいしで最初は気持ち悪かったけど我慢してすりこめ、すりこめ。



この泥パックを洗い流すと、まるで赤ちゃんの肌のようにツルッツルになっちゃうのです!
これ、マジすごい!!
甲子園の砂のように、死海の泥もビニール袋に入れてお持ち帰り。
アラサーの妹へぴったりのお土産になりました。


死海に吠える日本人


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金曜礼拝@アンマン

by miyuki
<今日はこんな日>
・4:20 アンマン到着
・圧巻のキングフセインモスク金曜礼拝
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イエメンからヨルダンのアンマンに戻ってきました。

先週のサナアの大統領モスクに続き、今週はアンマンのキングフセインモスクの金曜礼拝を見物。こちらも見応えがありました。
やはり、お昼のアザーンが流れるとキングフセインモスクにはいつもよりたくさんの人がモスクを訪れていました。

小さいモスクなので、そんなにたくさんの人は入れません。
どうなるのかな、と見ているとモスクの外に次々にゴザやダンボールが敷かれ始めました。



モスク前の車道も警察によって一時的に車両進入禁止となり、ゴザが敷かれお祈り場所へと姿を変えます。
モスクの周囲が一気に男性信者で埋め尽くされました。



ゴザの上では各自で持参したお祈り用の絨毯や、ダンボールを敷いています。
まわりのお店も一時的に営業ストップ。

さぁ、礼拝が始まりました。















普段は車が通る道路も、毎週金曜のお昼だけお祈りスペースになるなんて、
私たちの常識なんて簡単に覆されてしまいますね。


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