2009.10.06 Tuesday
ワディ・ラム 〜 砂漠と岩山にはラクダでしょ
by shingo
<今日はこんな日>
・ワディラムのベドゥイン メディテーション キャンプツアーに参加
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ペトラ遺跡を観光したワディ・ムーサからワディ・ラムへと移動。
そもそも"ワディ"とは、熱帯の乾燥地帯特有の枯れた谷のこと。
そんなに枯れたところばかり滞在して何が楽しい、と言われそうですが、
このようなところにも昔から生活をする人はいるのです。
それは"ベドウィン"。アラブ系の遊牧民族です。
ワディ・ラムに住むベドゥインも、かつては羊、ヤギ、ラクダなどの遊牧をしていたけれど、今では多くが村に定住して観光客相手の仕事をしたり、都会に仕事に出たまま戻らない者もいるそうです。
ワディ・ラムからひとたび村を出ると、見渡す限り荒涼とした砂漠のあちらこちらに巨大な岩山がそそり立つ、異様な風景が広がっていました。
日本人の想像を絶する厳しすぎるほどの自然環境。
でも、ベドゥイン達は古来から、彼らの家畜と共にこの厳しい大地で暮らしてきました。
単純に考えれば、こんな問いが浮かびます。
なぜ、わざわざこのような厳しい環境に身を置いて、決して楽ではない生活を続けなければならないのだろう。当の昔のうちに町へ出て、別の暮らし方をすることもできたのでは、と。
でもこんなこと、彼らに尋ねたら「ふんっ」と鼻で笑われるかもしれません。
あるいはシンプルに、「ベドゥインだから」と答えるかもしれません。
我々の想像を超えた固い思いが、そこにはあるのだと思います。
それは世界中の厳しい自然環境下で生活する様々な人々に共通することかも知れませんが。
ワディ・ラムで参加したツアーでは、そんなベドゥインの生活に触れられるのかと思いきや、そのようなプログラムはほとんどなくて、ただひたすら4WDに乗って砂漠を転々とするだけだったのは少し残念でした。
たしかに、岩山に囲まれただだっ広い砂漠を車で走るのは爽快だし、岩山や自然の石橋から眺める砂漠の風景は最高でした。
また、夕陽に照らされ刻々と赤く染まってゆく岩山や砂漠、そして日本ではなかなか見られない満点の星空も忘れられません。
ベドゥインの生活様式らしきものが見られたのは、このテントと、夕食の調理方法でした。
ツアーの終着地点にはテントが張られている
テント内部
夕食のチキンと野菜はベドゥイン式に地中に埋めて蒸し焼き(?)にされて出されました。
味付けもちょうど良く、とても美味しかったです。
このツアー、車ではなくラクダで参加していたら少し違った感想になったかもしれません。
4WDとラクダの背中とでは、眺める砂漠は同じでもその時間は違うし、景色の流れる速度も違う。
ラクダの上でじりじりと太陽に照りつけられれば、移動それ自体がとても辛いでしょう。
でもこれこそ、この地で体験すべきことなんじゃないかなあと。
正直、車で回るポイント自体はそれぞれ大した見所ではなく、ガイドも手抜きで全然解説などしてくれません。
古代人の壁画
同じ時間をワディ・ラムで過ごすなら、砂漠を猛スピードで駆け回るのではなく、厳しい暑さに苦しみながらラクダの背中に揺られているほうが、
よりベドゥイン気分に浸れるのではないでしょうか。
僕の個人的感想で、しかも実際にはここでラクダに乗っていないので責任はとりかねますが、くれぐれも、暑さ対策はばっちりしてください。
このときは風が強すぎました
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・ワディラムのベドゥイン メディテーション キャンプツアーに参加
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ペトラ遺跡を観光したワディ・ムーサからワディ・ラムへと移動。
そもそも"ワディ"とは、熱帯の乾燥地帯特有の枯れた谷のこと。
そんなに枯れたところばかり滞在して何が楽しい、と言われそうですが、
このようなところにも昔から生活をする人はいるのです。
それは"ベドウィン"。アラブ系の遊牧民族です。
ワディ・ラムに住むベドゥインも、かつては羊、ヤギ、ラクダなどの遊牧をしていたけれど、今では多くが村に定住して観光客相手の仕事をしたり、都会に仕事に出たまま戻らない者もいるそうです。
ワディ・ラムからひとたび村を出ると、見渡す限り荒涼とした砂漠のあちらこちらに巨大な岩山がそそり立つ、異様な風景が広がっていました。
日本人の想像を絶する厳しすぎるほどの自然環境。
でも、ベドゥイン達は古来から、彼らの家畜と共にこの厳しい大地で暮らしてきました。
単純に考えれば、こんな問いが浮かびます。
なぜ、わざわざこのような厳しい環境に身を置いて、決して楽ではない生活を続けなければならないのだろう。当の昔のうちに町へ出て、別の暮らし方をすることもできたのでは、と。
でもこんなこと、彼らに尋ねたら「ふんっ」と鼻で笑われるかもしれません。
あるいはシンプルに、「ベドゥインだから」と答えるかもしれません。
我々の想像を超えた固い思いが、そこにはあるのだと思います。
それは世界中の厳しい自然環境下で生活する様々な人々に共通することかも知れませんが。
ワディ・ラムで参加したツアーでは、そんなベドゥインの生活に触れられるのかと思いきや、そのようなプログラムはほとんどなくて、ただひたすら4WDに乗って砂漠を転々とするだけだったのは少し残念でした。
たしかに、岩山に囲まれただだっ広い砂漠を車で走るのは爽快だし、岩山や自然の石橋から眺める砂漠の風景は最高でした。
また、夕陽に照らされ刻々と赤く染まってゆく岩山や砂漠、そして日本ではなかなか見られない満点の星空も忘れられません。
ベドゥインの生活様式らしきものが見られたのは、このテントと、夕食の調理方法でした。
ツアーの終着地点にはテントが張られている
テント内部
夕食のチキンと野菜はベドゥイン式に地中に埋めて蒸し焼き(?)にされて出されました。
味付けもちょうど良く、とても美味しかったです。
このツアー、車ではなくラクダで参加していたら少し違った感想になったかもしれません。
4WDとラクダの背中とでは、眺める砂漠は同じでもその時間は違うし、景色の流れる速度も違う。
ラクダの上でじりじりと太陽に照りつけられれば、移動それ自体がとても辛いでしょう。
でもこれこそ、この地で体験すべきことなんじゃないかなあと。
正直、車で回るポイント自体はそれぞれ大した見所ではなく、ガイドも手抜きで全然解説などしてくれません。
古代人の壁画
同じ時間をワディ・ラムで過ごすなら、砂漠を猛スピードで駆け回るのではなく、厳しい暑さに苦しみながらラクダの背中に揺られているほうが、
よりベドゥイン気分に浸れるのではないでしょうか。
僕の個人的感想で、しかも実際にはここでラクダに乗っていないので責任はとりかねますが、くれぐれも、暑さ対策はばっちりしてください。
このときは風が強すぎました
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